A.R.TI.X HOME 株式会社なかやしき

今回ご紹介するのは、お子様二人と暮らすご夫婦のご要望をデザインした注文住宅です。
コンパクトな住宅ながら、家族4人が暮らしやすい便利な機能が色々と詰め込まれています。
また、家族がコミュニケーションを取れる工夫も随所に施されています。
それでは、家族4人が暮らす住宅を詳しく紹介していきましょう。

吹き抜けのある17帖のLDK

30坪とコンパクトな住宅ですが、LDKは17帖と広めに設計されています。
4人掛けのダイニングテーブルとソファーを置いても、狭さを感じることは一切ありません

また、LDKには吹き抜けが設けられており、開放的な空間を演出してくれています。
吹き抜け上部には、採光用の窓も設置されているため明るさも抜群です。
明るく広々とした空間は、家族団らんのスペースをより快適に演出してくれることでしょう。

リビングの天井には、シーリングファンも取り付けられています。
空気を常に循環させてくれるため、吹き抜けのあるLDKでも冷暖房の効率が非常に良くなっています。
常に快適な室温で、毎日を過ごすことができるようになりますね。

さらにリビングには、2階へと続く階段が設置されています。
2階には子供部屋があるため、お子さんは出かける際にリビングにいる奥様と必ず顔を合わせることになります。

お子様が大きくなるにつれて、家族のコミュニケーションはだんだんと少なくなっていくものです。
もしかしたら、「いつお子様が出かけて行ったか分からない」なんてこともあるかもしれません。
リビング階段で、外出時に顔を合わせる設計にすることで、このような問題を解決することができるでしょう。

家族との会話の弾む対面式のキッチン

キッチンは、ダイニングやリビングを見渡せる対面式を採用しています。
調理をしながらお子さんの様子を確認できるので、子育てをするご夫婦にとっては非常に安心できるキッチンに仕上がっています。
また、料理や片づけをする様子をお子さんが目にする機会を増やせるため、自然にお手伝いをしてもらう「きっかけ」を作りやすくもなります。

キッチンは広めに設計されているため、料理が非常にやりやすくなっています。
人がすれ違うのにも十分な幅を確保しているため、お子さんがお手伝いをする際も無理がありません。

もちろん、キッチンの収納もたっぷり確保しています。
キッチンを対面式にすることで、背面の壁はカップボードを設置して収納の量を増やしています。
さらに、階段下の収納がキッチンに隣接しているため、パントリーとして使うことも可能です。

リビングに連結した4帖の和室も設置

1階には、リビングに面して和室も設計されています。
洋風の住宅が主流となった現在でも、日本人なら畳の和室が1部屋は欲しいものです。
この住宅では、リビングに面する和室としては広めの、4,5帖のスペースを確保しました。

和室は、1つの部屋として十分機能する広さを確保しているため、お客様の応対をする部屋としてやお客様の寝室として活用することができます。
お子さんの家庭訪問などもあるでしょうから、和室が活躍する機会も非常に多いかと思います。

また、和室の扉を外してしまえば、LDKの延長としても活用できます。
来客時以外はLDKの延長として利用すれば、住宅の空間を無駄にすることもありません。
吹き抜けがあり開放的なリビングが、さらに広々と使いやすくなることでしょう。

和室には、ホスクリーンも設置しています。
雨の日などに洗濯物が干せない時でも、和室に干せるので安心ですね。
天候を気にすることなくお洗濯ができるので、毎日の家事に余計な気を取られなくなるでしょう。

1階の主要な窓はシャッターで保護

1階部分の大きな窓は、すべてシャッターで保護されています。
シャッターを閉めてしまえば、室内の様子は一切外からはわかりません。
シャッターがあれば、最近の自然災害にもすぐに対応することができます。

また、お子さんが2人いらっしゃるので、住宅のセキュリティーも万全にする必要があるでしょう。
近年、物騒な事件も起きているため、プライバシーを保護することも非常に重要です。
さらに、シャッターがあることで最近多い風雨の自然災害から室内を守ることもできます。

玄関ホールに直結したシューズクローゼット

玄関には、シューズクローゼットも完備しました。
家族が4人ともなると、靴だけでもかなりの量になることでしょう。
シューズクローゼットがあれば、家族分の靴や傘などをすっきりと片付けることができますね。

シューズクローゼットは、直接玄関ホールに行けるようになっています。
一度、玄関の土間に降りることもなくシューズクローゼットに入れるので、出かける準備がスムーズにできるでしょう。
家族全員で出かける際にも、シューズクローゼットで渋滞するなんてことがありません。

収納たっぷりの洗面室

洗面室にも、収納をたっぷり設けました。
家族4人で暮らすなら、バスタオルやフェイスタオルなどもたくさん必要となりますね。
タオルは意外とかさばるため、洗面室の収納は非常に重要なのです。

また、洗面室へはキッチンと玄関ホールの両方からいけるように設計されています。
玄関ホールから直接洗面室に行けるため、お子さんが外で遊んで汚れて帰ってきても室内を汚さず洗濯することができます。
そのままお風呂にも入れるため、特に夏場には重宝する設計になっています。

一方、キッチン側の出入り口は、家事をする上で非常に便利です。
キッチンの周辺だけで料理と洗濯が完了するので、日々の家事が非常に楽になることでしょう。
料理と洗濯は毎日の事なので、できるだけ動く量を減らすことが、家事の負担を減らす最大のポイントとなります。

白と黒のモノトーンでシンプルモダンな外観

外観は、白と黒のモノトーンでシンプルモダンに仕上げました。
シックな雰囲気を醸し出す落ち着いた外観は、近代的な住宅に非常にマッチしています。

2階のバルコニー部分は壁面から跳ねだすデザインとなっており、通りからの見た目に変化を加えるよう工夫しています。
壁が1面だけののっぺりした外観ではないため、白と黒の境目がさらに引き立ってスタイリッシュに仕上がりました。

モノトーンの外観はシンプルになりがちですが、住宅そのものの形を工夫することで複雑さを演出できています。
さらに、見た目にアクセントを付けるため、バルコニーの壁面に木目を取り入れました。
無機質な白と黒の外観に、あえて有機的な木目を加えることで、他のモノトーンの住宅とは違う個性も演出できています。

また、採光用の小窓は、縦長の上げ下げ窓を採用しています。
よくある引き違い窓ではなく、装飾窓を採用することで、外観のスタイリッシュさが増しました。
小さな窓なら内部の様子が伺えないため、防犯面でも安心できる作りといえるでしょう。

太陽光パネルの設置効率の良い南傾斜の屋根

屋根は、2階の寝室部分に、南傾斜の片流れ屋根を採用しています。
太陽光パネルの設置をご希望のため、設置効率の良い形にまとめました。
南向きの面積を最大限確保できるため、太陽光発電で家計が助かること間違いなしです。

また、寝室部分以外の屋根は、切妻屋根を採用しています。
二つの形状の屋根を組み合わせることで、建物全体の外観も印象的に仕上がりました。
片流れ屋根の住宅は、形状がシンプルになりすぎる傾向がありますが、二つの屋根を組み合わせることで個性的な外観を演出できていますね。

2階には子供部屋2部屋プラス夫婦の寝室

2階には、子供部屋2部屋と夫婦の寝室の計3部屋を確保しています。
ご家族全員が2階で就寝できるため、非常に安心できる設計といえるでしょう。

お子様にはそれぞれの子供部屋が用意されているため、成長しても喧嘩になることはありませんね。
家族それぞれのプライバシーも守られるため、思春期なども問題なくクリアすることができるでしょう。
また、個別の部屋は勉強に集中できる環境を作れるため、受験などの試練を乗り越える手助けになってくれます。

夫婦の寝室には、ウォークインクローゼットを完備しています。
3帖弱と広めのスペースがありますので、ご夫婦の衣類を収納するには十分な広さといえるでしょう。
お子様の衣類に関しては、子供部屋にそれぞれクローゼットがありますので、収納が不足する心配はありません。
さらに夫婦の寝室は、シングルベッドを2つ置いても十分なスペースが確保できる広さに設定されています。

2階にもトイレが設置されているので、就寝前や就寝中にトイレに行きたくなっても1階に降りる手間がありません。
睡眠の障害なく暮らせる住宅は、それだけでも生活の質を向上してくれますね。

使い方いろいろな広めのインナーバルコニー

2階には、広めのインナーバルコニーを設けました。
インナーバルコニーには、夫婦の寝室からいけるようになっています。

インナーバルコニーは、ちょっとしたテーブルと椅子を置いても十分な広さがあります。
天気のいい日などは読書をしたり、ティータイムを楽しんだりしてもいいかもしれません。
カフェのテラスのような使い方ができるので、おしゃれな暮らしを演出する非常に楽しい空間になるでしょう。
インナーバルコニーには屋根があるため、日差しが強い日でも快適に過ごすことができます。

また、インナーバルコニーは、雨の日でも洗濯物を干すことができます。
天気を気にすることなく洗濯ができるので、梅雨時期などでも洗濯物がたまらず快適な暮らしを送ることができるでしょう。

普通車が2台停められる駐車場

駐車スペースは、普通車2台分を確保しました。
ご夫婦それぞれ専用の車を駐車できるスペースがあるため、お互いの予定を気にすることなく車を使うことができます。

お子様2人を育てるとなると、送り迎えや買い物などに使うため奥様専用の車も必須といえます。
奥様用の車の駐車スペースも確保して、日々の生活もスムーズになるということですね。
また将来的には、お子様車用の駐車スペースとしてもいいかもしれません。

お子様2人と暮らすコンパクトな住宅の間取り まとめ

今回は、お子様二人と暮らすご夫婦のご要望をデザインした注文住宅を紹介しました。
家族4人が暮らすのに、役立つ工夫が随所にちりばめられていますね。

お子様が2人ともなると、家事の負担も相当なものになります。
間取りで楽できる部分は「楽をする」ことで、日々の暮らしも快適になるものです。
ぜひ、参考にしてくださいね。